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幾多の苦難に遭いながら木地屋の伝統を守り、大所木地屋を今日まで支えてきたわたしたちの先人の霊に、そして今なお草深い諸国の山野に訪う人もなく寂しく眠るすべての木地屋たちの霊に。
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木地屋の社会を特徴付けるものとして「氏子駈り」という独特の制度がありました。これは、滋賀県永源寺町の山奥に全国の発祥の根源地とされる村があり、そこにある二つの神社がお互いに勢力を争う形で全国の木地屋を支配するというものでした。具体的には、その神社から何年かに一度巡国人と呼ばれる者が全国各地に散在する木地屋を訪ね歩いて上納金を集め、その代わりに縁起など各種の巻物を与える、というものでした。
古文書
ごりんじ(御綸旨)
全国どこの木を切ってもよいという勅許状で、山々を移住しながら生活していた木地屋にとって
なくてはならない巻物でした。歴史資料としても非常に貴重なものです。

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